2020年4月から始まる予定だった「2020 AKS療法®プロセスセミナー」がコロナウイルス感染拡大防止の為、長らく延期されていました。

5月下旬に出された緊急事態宣言解除を受けて、先日6月10日(水)に名古屋会場で開催されました。
本来なら名古屋会場でのセミナー予定はありませんでしたが、東京コース、大阪コースの受講者を少しでも分散しようということで、東海地方在住の受講者に向けて急遽開催されました。

私もインストラクターとしてお手伝いをさせて頂きました。

今季のセミナーは「東京日曜コース」「東京木曜コース」「大阪コース」に「福岡コース」が加わった4つのコースになりました。

緊急事態宣言が解除されたと言っても、コロナウイルスが無くなったわけではありませんので万全の体制でセミナーは開催されました。

事前に下記の自覚の有る方の出席見合わせのお願いをさせて頂きました。

　①当日熱が３７.５℃以上ある方
　②身体に倦怠感など風邪の症状などがある方
　③著しい咳やくしゃみの症状がある方
　④明らかに体調不良と見受けられる方

そして会場に入る際には検温と、手指のアルコール消毒、全員マスクの着用を徹底しました。
受講者の方がオゾン発生装置を持参していただけたので、それをフル活動させるのと同時に、定期的な換気を行いながらのセミナーになりました。

東京コース、大阪コースの受講者を分散させる目的ですので、名古屋会場は今回だけの予定ですが、以前は名古屋会場でも定期的にセミナーが行われていました。
私は名古屋会場で受講したので久しぶりでとても懐かしかったです。

今回は初回のセミナーで「仙腸関節テクニック」を習いました。
これは仙腸関節の関節包という組織に対して行われるテクニックで、世界一やさしい手技になります。AKS療法®では「関節包内リリース」と呼びます。

まず始めに概論を学び、それから実技に入りました。
受講者の方々は事前資料の予習動画でしっかり勉強されてきたようで、始めから上手にやられていました。しかし動画を見ただけでは力加減や力を加える向きなどは理解しにくいため、リアルセミナーでそのあたりを習得していきます。

AKS療法®では仙腸関節テクニックとして「関節包内リリース」を用いますが、これは検査をしっかり行った上での施術になります。AKS療法®は仙腸関節に対して4種類の検査があり、それに対応した4種類の手技があります。まずは正確な検査が出来るようになり、その検査結果に対した関節包内リリースを選択します。

始めは戸惑っていた受講者も後半になるにつれて、どんどんと精度が上がっていき、セミナー終了時には十分実践で使えるほど習得されました。

急遽開催された名古屋セミナーでしたが、受講者の真剣な眼差しと意欲的な態度にとても感動を覚えました。
私も再確認できたところがいくつかあったので、しっかり使ってお客さまに喜んでいただけると思います。