ギックリ腰

重たい物を持ったり、くしゃみをしたり、朝布団から出ようとしたときに急に激しい痛みが出たり、徐々に痛みが強くなったりします。

スポーツを一生懸命やっているアスリートにも起こることもあります。

普段からの姿勢の悪さや、無理な身体の使い方、スポーツなどで体を捻る動作が繰り返し行われることで、徐々に腰への負担が蓄積していきます。

それが、ある日突然ギックリ腰となって発症します。

あまり聞き馴染みのない関節に「仙腸関節」や「肋椎関節」といった関節があります。

仙腸関節は骨盤の中にあり、肋椎関節は背骨と肋骨の関節にあります。
これらの関節には、「ほとんど動かない、もしくは大きく動かない」といった特徴があります。

しかしこれらの関節の「ほんの少しの動き」が、何かしらの原因で悪くなることでギックリ腰は起こります。

病院ではレントゲンやMRIを撮ります。

病院では病名をつけなくてはいけないため、「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」と診断されることがあります。
しかし、健康な人でも70％以上の確率で椎間板ヘルニアの存在が確認されています。
椎間板ヘルニアを持っている人が、別の原因で起きているギックリ腰で受診すると「椎間板ヘルニアが原因のギックリ腰」と診断されてしまいます。

当スタジオに来院されているお客さまの中にも、ひどいギックリ腰になり病院を受診した際、原因がはっきり分からないのに手術を強く勧められた方もいます。
日程の都合が合わず手術を避けられましたが、当スタジオで施術を受けられ今では日常生活が問題なく送られています。

こんなパターンは稀かとは思いますが、内科的な要因でない限り緊急性の高い腰痛はありません。

※緊急性の高い腰痛には、急性大動脈解離、急性膵炎などがあります。
こちらも合わせてお読みください

病院で処方された「ロキソニン」や「リリカ」といった薬に効果がないのは、「薬に問題が有る」のではなく、「痛みの原因」と「薬の効果」が合っていないということになります。