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帯状疱疹の痛みを、腰痛と間違えられる人がいます。
今回は帯状疱疹と腰痛の関係についてお話していきます。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは「水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス」によって起こる、痛みを伴う皮膚の病気です。
子供のころに上記のウイルスに初めて感染すると「水ぼうそう」を発症します。
通常は1週間ほどで治りますが、ウイルスは死滅するわけではなく神経節と呼ばれる場所で潜んでいます。
普段は免疫力により抑えられていますが、病気や疲労・ストレスなどで免疫力が下がると帯状疱疹として発症します。
免疫力が落ちていく60代を中心に50代~70代に多くみられますが、免疫力が低下した若い人に起こることもあります。

帯状疱疹の症状は?

帯状疱疹の症状には個人差があります。
初期の症状は、体の左右どちらかの皮膚の痛みや違和感、しびれやかゆみです。
「ピリピリした痛み」や「ジンジンする痛み」、「チクチクと針で刺されるような痛み」や「ズキズキする痛み」などと表現されることもあります。

その後、痛みや違和感のあった場所に水ぶくれを伴う赤い発疹が現れてきます。
これは神経に沿って帯状に現れ、痛みで夜も眠れなくなることもあります。
強い痛みや皮膚の症状は3週間から1ヶ月ほど続きます。
重症化すると入院治療が必要になることあります。

帯状疱疹と腰痛について

帯状疱疹は神経に沿って現れるため、体の左右どちらかに帯状になって症状が出ます。
全身に症状は現れ、足にも現れることもあります。

主には腕や胸、背中やお腹などの上半身に現れます

  • 頭部から顔面では約20%
  • 頚部から上肢では約15%
  • 上肢から胸背部では約30%
  • 腹背部では約20%
  • 腰臀部から下肢では約20%

といわれています。

初期では皮膚に症状が現れないこともあるため、腰の辺りで帯状疱疹が起こると腰痛と間違えることもあります。
腰から臀部に起こると、自分で皮膚の状態を確認することも難しく、異常に気付くのが遅れることもあります。
さらに帯状疱疹は比較的女性に起こることが多いので、整体などでは皮膚の状態の確認がしにくいということで、見落とされることもあります。

その他の症状

帯状疱疹が顔に発症した場合、目の周りに現れることもあります。
これは角膜炎や結膜炎を引き起こし、視力低下や失明につながることもあり注意が必要です。
まためまいや耳鳴り、難聴なども起こすこともあります。

水ぶくれなど皮膚の症状が治まったあとでも、痛みが続くこともあり「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれます。
これは半年後でも10%の人にみられます。
ズキズキする痛みや締め付けられるような痛みなど様々な痛みを出しますが、それはウイルスによって神経が傷付けられたためと考えられています。

帯状疱疹の治療は?

抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑えます。
痛みに対しては鎮痛剤が処方され、痛みが強い場合は神経ブロック注射をすることもあります。
皮膚の症状や痛みには塗り薬を使います。

また帯状疱疹は免疫力が落ちているときに発症するため、それに対してのケアも必要になります。

まとめ

帯状疱疹は80歳までに、約3人に1人がかかるといわれています。けっこう高い確率ですね。

腰の辺りで発症すると腰痛と間違いがちですが、左右どちらかの皮膚がピリピリしたり安静にしていても痛みが続いたりしたときは帯状疱疹を疑うのも良いかもしれません。

赤い発疹や水ぶくれを伴うときは、早めに皮膚科で受診して下さいね。

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