日中の温暖差が大きくなり腰痛も増えていく季節になりましたが、快適な生活が送れる気候にもなってきました。
「スポーツの秋」とも言われるように、夏の間我慢していたスポーツも再開できるようになりましたね。
捻挫や打撲などのケガはスポーツにつきものですね。
骨折や脱臼といった重症なケガでしたらすぐ病院に行くでしょうし、レクリエーションとしてスポーツをされているのでしたら、そこまでの大きなケガをすることは少ないでしょう。
ここでは捻挫や打撲などの、軽度のケガの応急処置について解説していきます。
※あくまで応急処置ですので、すぐ病院を受診してくださいね。
ケガの応急処置として「RICE(ライス)」というものがあります。
これは頭文字をとったもので
- R:Rest (安静)
- I:Icing (冷却)
- C:Compression (圧迫)
- E:Elevation (挙上)
の4つがあります。
捻挫や打撲の場合、出血していないこともありますのでそのまま放置しがちですが、実は皮膚の内側では出血が起きています(内出血)。
応急処置として、この内出血や腫れ、痛みを抑えることはとても大事です。
Rest(安静)
まずは安静にして、ケガをそれ以上酷くしないことが大事です。
痛めているのにそこを動かしてしまうと、その部位に負担がかかりケガが悪化します。
ギプスやテーピングなどで固定できればいいのですが、まずは動かないよう安静にしてください。
Icing(冷却)
患部を氷で冷やすことで内出血を抑えます。
氷を氷のうやビニール袋に入れて、20~30分ほど患部を冷やします。
冷たいを通り越して痛いという感覚になりますが、そのまま冷やします。
感覚がなくなってきたら一度外して、再度あてることを繰り返します。
(この時、凍傷に気をつけてください)
Compression(圧迫)
患部を圧迫することで腫れや内出血を抑えます。
包帯やタオルなどで圧迫しますが、圧迫が強すぎると血管や神経に障害が起きてしまうので注意が必要です。
Elevation(挙上)
なるべく心臓より高い位置に患部を上げ、幹部への血流を抑えることで、内出血や腫れを抑えます。
これらを適切に行わないと、痛みが長引いたりいつまでも違和感が残ったりします。
スポーツにも影響しますし、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
ケガをしたときは安易に考えず、しっかりと対処してくださいね。