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化膿性脊椎炎とは?
何かしらの細菌(主に黄色ブドウ球菌)が脊椎に感染した病気です。
結核菌が感染した場合は、前回お話した「脊椎カリエス」になります。

糖尿病、悪性腫瘍、透析患者、肝機能障害など免疫力の下がっている状態で起こりやすくなります。
ストレスや過労、睡眠不足や不安、不規則な生活も起こりやすくなる原因といわれています。

脊椎の中で腰椎での発生は50%以上で、その次に胸椎での発生が多くなっています。
ほとんどが血管に細菌が入り脊椎に感染する血行性のものですが、膀胱炎や虫歯から起こることもあります。

化膿性脊椎炎の症状や特徴は?
化膿性脊椎炎は急性型慢性型に分類されます。
急性型は、感染した椎骨の箇所に激しい痛みと、高熱などの症状が出ます。
そのため急性型は比較的早期に診断することが出来ます。

慢性型は、激痛のような痛みではなく、発熱もなかったり微熱くらいだったりすることで診断が遅れる場合もあります。

感染の状態が悪くなり脊椎を破壊されたり、膿が溜まったりすると神経を圧迫して運動麻痺などを引き起こすこともあります。
感染した椎骨のあたりを圧迫したり、叩いたりすると痛みが出ることも特徴の一つです。
安静時の痛みや、少し身体を動かすだけでも痛みが出ることがあります。

化膿性脊椎炎の診断
早期ではレントゲン撮影で異常がないことも多く、MRI検査が有効です。
採血も行い、原因の細菌や炎症状態などを調べます。
血液培養や生研と呼ばれる検査も行います。

化膿性脊椎炎の治療
保存療法では、硬性コルセットで患部を安静にさせます。
同時に起因菌に対して抗生物質を投与します。
抗生物質は炎症が治まるまで、長期間の投与になります。
早期に診断が付き、治療が開始されれば手術を行うことなく治癒に向かいます。

脊椎が破壊されることで神経症状が進行して、排尿障害や排便障害が起こる。
脚を動かしにくいなどの麻痺が起こった場合は手術を行うこともあります。

化膿性脊椎炎の予防
化膿性脊椎炎は中高年に多く発生します。
免疫力を下げてしまう糖尿病などの、生活習慣病を治すことが大事になります。
免疫力を高めるために規則正しい生活や、ストレスの発散なども化膿性脊椎炎の予防になります。
風邪でも症状が重くなると肺炎などのリスクが高くなります。そこから化膿性脊椎炎になることも考えられますので、早期に治してしまうことが必要です。

まとめ
化膿性脊椎炎は、前回説明した脊椎カリエスよりも強い症状が出るといわれています。
高熱を伴い、安静にしていても腰の激痛がある場合はすぐ病院に行くようにしてください。
治療が遅れると治癒までに長期間を要したり、場合によっては生命に関わることもあります。

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