AandK Therapy Studioは腰痛専門整体院ですので、多くの腰痛のお客さまがみえられます。
そして割りと多いのが、いつもコルセットをしている方です。
コルセットの着用は腰痛を悪化させる場合もありますので、上手に使い分けをしなければいけません。
「コルセットの着用が腰痛を悪化させることもある」ということについても解説していきます。
腰の痛みが強い時は、姿勢の変化で痛みが強くなります。
コルセットを着用することで、身体の動きの制限をかけることができます。
特に腰回りの回旋(ひねり)動作は痛みを悪化させますので、コルセットでこの動きを制限することで痛みの軽減に効果があります。
姿勢の悪さが腰痛の原因と言っても過言ではありません。コルセットを着用すると姿勢が正されます。姿勢が正されることで痛みの発生を抑えることができます。
さらにコルセットをすることで腹圧が高まるので、腰回りの筋肉の緊張を和らげることができ痛みの軽減につながります。
「コルセットをしているから大丈夫!」という安心感も腰痛軽減には効果があります。
日常的にコルセットを着用している人の中には、「ほぼ腹巻き程度の効果」しか期待できない巻き方をしている人もいますが、本人は効果を感じていることもあります。
慢性化した腰痛は患部を温めたほうがいいこともあります。
コルセットをすることで少なからず保温効果も期待できます。冬ですと、コルセットの外側にカイロを貼ることで、より保温効果が高めることができます。
実はこれがコルセットの一番のデメリットです。
コルセットを着用することで、骨盤にある「仙腸関節」の動きが邪魔されてしまいます。
仙腸関節は「不動関節」と呼ばれ、靭帯で強固に連結され可動域がないと言われていますが、実際はほんの少しの可動域を持っています(2~5ミリ)。
そのほんの少しの可動域が、衝撃吸収などの役割を担っています。コルセットを着用すると、その衝撃吸収の機能が無くなり長期的に身体全体のバランスを崩していきます。
腰痛持ちの方は元々姿勢が悪いことが多く、上手に筋力を使えていません。コルセットの着用を続けることでより筋力の低下を招き、いつまでもコルセットを手放すことができなくなります。
コルセットの着用は意外と難しく、上手に出来ている人は多くありません。上記にもあるように「腹巻程度の効果」しかない巻き方をしているのは、常用している人に多く見受けられます。
コルセットを巻くときは骨盤をしっかりとサポートしなくてはいけません。そして強めに巻かないと効果は得られません。「お腹が苦しくなるから」という人は、巻く位置が高すぎます。しっかり骨盤を包むように巻いてください。