コーヒーを好きな人はとてもたくさんいますね。
コーヒーは健康に良いとされていますが、飲み過ぎは身体に影響があることもあります。
今回はコーヒーが身体に及ぼす影響を説明していきます。

日本のコーヒーの歴史
日本で初めて、文献の中にコーヒーが登場したのは1782(天明2)年のようです。
江戸時代に長崎の出島で、オランダ人から伝えられたといわれています。
当時は役人や通訳など、ごく限られた人しか飲むことはできませんでした。
その後万病に効き、長寿をもたらす薬として宣伝したようですが、お茶文化の日本人の舌には合わなかったようで、あまり広まることはありませんでした。
開国後、正式にコーヒーの輸入が始まりました。
少しずつ受け入れられるようになっていきましたが、まだ上流階級の人たちが楽しむ程度で庶民まで浸透することはなかったようです。
そして時代の流れとともにコーヒーは多くの日本人に受け入れられ、現在のように大好きな嗜好品の一つになりました。

日本人とコーヒー
喫茶店だけなくレストランやファーストフード店でも飲むことができますし、専門店ではこだわりのコーヒーをいつでもお手軽に楽しむことができます。
今ではコンビニのコーヒーも人気ですね。
自宅で豆を挽いて本格的に楽しむ人もいれば、インスタントコーヒーで手軽に楽しむ人もいます。
職場でもお昼休みなどに飲むことが、当たり前の人もいるようです。
コーヒーの消費量は、日本はなんと世界第4位だそうです。

カフェインの効果
元々コーヒーは万病に効く薬として、広めようとした歴史があります。
それなりに効果があったんでしょうね。
コーヒーといえばカフェインですが、100mlあたりの含有量は60㎎です。
紅茶やお茶にもカフェインは含まれていますが、コーヒーの含有量はその中でも多い方です。(※玉露は特別多く160㎎です)
カフェインの効果として
- 覚醒作用や倦怠感の抑制
- 注意力・集中力を向上させる
- 運動の持久力を向上させる
などがあります。
またカフェインは総合感冒剤、咳止め薬、眠気防止剤などの薬にも使われています。

コーヒーと腰痛?
コーヒーを飲むことで腰痛になることは無いと思いますが、腰痛持ちの人がカフェインを含むコーヒーを飲み過ぎると、悪化する可能性もあります。
(※ちなみにカフェインの副作用として、振せん、不整脈、虚脱、めまい、不眠、不安、瞳孔散大などがあります)
カフェイン摂取の1日の目安として400㎎といわれています。
250mlのマグカップですと3杯くらいになります。
風邪薬などにもカフェインは入っていますので、そのような時はコーヒーを控えたほうが良いかもしれません。
- 自律神経のバランスを崩す
カフェインは覚醒作用がありますが、過剰摂取になると自律神経のバランスを崩すといわれています。
腰痛持ちの人でしたら自律神経のバランスが崩れることで、血流に変化が起きて痛みを強くすることも考えられます。
- 利尿作用
カフェインには利尿作用があります。
水分補給と思ってコーヒーを飲んでいる方は気を付けてください。
- 妊婦さんはより注意が必要
カフェインを取りすぎると胎児に影響が出るともいわれています。
1日200㎎を目安にすると良いようです。
マグカップで2杯ほどは大丈夫だといわれています。
- 身体を冷やす
カフェインは自律神経に働きかけることで、身体の冷えにつながるともいわれています。
ホットコーヒーでもたくさん飲むことで冷えに繋がりますが、夏場にアイスコーヒーを飲み過ぎることは注意が必要です。
冷たい飲み物はコーヒーに限らず胃腸を始めとした内臓を冷やします。
内臓の周りには腰痛の鍵となる筋肉がたくさんあり、その筋肉が冷やされることで腰痛の悪化に繋がります。

まとめ
大量に飲まなければ、コーヒーが身体に悪影響を及ぼすことはありません。
私もコーヒーは大好きです。
のんびりとリラックスした時間を過ごすために不可欠です。
それぞれの楽しみ方があると思いますが、飲み過ぎには気を付けて良い時間を過ごしていただければと思います。