笑えば腰痛がなくなる！？

「笑う」ことが特効薬！？

人が一日に笑う回数をご存知ですか？
なんと、
子供は一日平均300～400回笑うそうです。
それに対して、
大人は一日平均15回ほどしか笑わないそうです。

これは平均なので1回も笑わない人もいるかもしれませんね。
また年齢を重ねるごとに差が出てくることもあるでしょう。
いつも笑顔の人もいれば、いつ見ても「ムスッ」としている人もいます。
「笑うことはとても身体に良い」という話を聞いたことがありませんか？
「笑う」と免疫機能が向上する効果があります。

他にも良い事が盛りだくさんです。

免疫機能の向上

人は毎日ウイルスや菌など、目に見えないものからの攻撃を受けています。
インフルエンザが流行したり風邪が流行ったりしますね。コロナは我々の生活を変えるほどの力を持っていました。
でもインフルエンザやコロナにかかってしまう人と、そうでない人がいます。風邪もそうですね。
インフルエンザウイルスやコロナウイルスは、人を見て感染するのでしょうか？
そんな筈はないですね。
免疫力の強い人（もしくは強い状態）か、そうでない人（疲れているなど）に分けられるのですね。
笑うことによりウイルスや菌に対して、免疫力が上がると言われています。

がん細胞は一日に5,000個も作られると言われています。
しかし人にはウイルスやがん細胞を退治する、ＮＫ細胞（ナチュラルキラー細胞）というものがあります。（なかなかインパクトのある名前ですね）
実験で、被験者に落語や漫才などで大笑いをしてもらい、その前後でＮＫ細胞の数を調べたら、全員の値が上がっていたそうです。

免疫はシステムで働いていますが、笑いにはそのバランスを整える働きもあります。

記憶力や判断力のＵＰ

笑うことで脳への血流量が増えて、海馬や側頭葉といった記憶や判断力にかかわる器官の働きが促進されます。
脳梗塞や認知症の予防や回復も期待でき、脳の機能が高くなるということですね。

幸福感や意欲の向上

脳内で分泌されるホルモンでエンドルフィンというものがあります。
これは「脳内麻薬」とも呼ばれるほどの強烈な幸福感を与えてくれます。
モルヒネの数倍の鎮静効果があり、痛みを軽減させると言われています。

ストレスの軽減

エンドルフィン以外にも脳内ホルモンはあります。
その中のセロトニンとドーパミンもとても良い効果を与えてくれます。
セロトニンは心のリラックスに欠かせないホルモンです。別名「癒しホルモン」と呼ばれています。
そしてドーパミンは、ストレスホルモンの働きを弱める効果があります。
これらのホルモンは笑うことにより、より分泌されるといわれています。

血流が促進される

笑うことで全身の血流が促進されます。
血流が促進されれば、腰痛の原因となっている筋肉もほぐれてきますので、痛みの軽減に繋がります。

自律神経のバランスが整う

大きく笑うと横隔膜が刺激されます。
横隔膜は自律神経の、心身をリラックスさせる副交感神経の働きに関係しています。
現代人は仕事など日常生活でのストレスで交感神経が過剰に活発になっており、イライラしている状態が続いています。（※交感神経が働くことは悪いことではありません。）
副交感神経が働くことでリラックス効果がもたされ、そのイライラが軽減されます。
笑うことは自律神経のバランスも整えてくれているのです。

筋力を強くする

思い切り笑った後で腹筋が痛くなったり、頬の筋肉が痛くなったりしたことはありませんか？
思っている以上に笑う行為は筋力を必要とします。
笑うことでカロリーも消費されるので、ダイエット効果も期待できそうですね。

まとめ

大人になると笑うことが少なくなります。
歳を重ねると人生の酸いも甘いも知り、つい斜に構えてしまい簡単なことでは笑えなくなります。
しかし難しい顔をしていても笑顔でいても、時間は同じように流れていきます。

どうせなら笑顔でいる方が楽しい生活が送れるのではないでしょうか？
いつも怖い顔をしている人より、いつも笑顔の人に人は集まります。

自分も健康になり、人も幸せに出来る事が「いつも笑っている（笑顔でいる）こと」かもしれませんね。