(※このページではあくまで私の偏見で書いていきます。)
痛みの治療(施術)は、とても高度な技術と知識が必要になります。
気になった治療院の施術者が、どういった資格を持っているのかをまずは調べてください。
国家資格では、医師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、あんま指圧マッサージ師などがあります。これらは解剖学や生理学をはじめ基礎的な医学を、3年間から6年間かけて大学や専門学校で学びます。
一方、整体やカイロプラクティックといったものは民間資格で、国に認められた資格ではありません。様々な団体が存在しており、カリキュラムも一定ではありません。6回の講義で資格を取れる団体もあれば、2年間講義を受けなくてはいけない団体もあります。
(※ こう書いてしまうと国家資格取得者の方がレベルが高いと思うかもしれませんが、民間資格者の方にも、とても優秀な方はたくさんいます。どちらも資格取得後もどれだけ勉強を続けているかが大事になっていきます。)
大手チェーン店
全国に店舗を持つ巨大チェーン店から、その地方に根付いた地域密着型チェーン店などがあります。
あまり酷くない症状や、リラクゼーションの目的でしたら良いと思います。
チェーン店はたくさんのスタッフを抱えています。どのスタッフも熱心に勉強や練習をしているとは思いますが、スタッフによっての技術差は必ず生まれてしまいます。
経営者目線で考えると、スタッフの技術差は頭の痛い問題ですのでなるべく差の出ないような施術(手技を含めて)を採用しなくてはいけません。誰でも同じ結果の出る施術です。
しかしそのような施術では、深刻な症状には対応が難しくなるのも事実です。
(技術セミナーに講師として参加していましたが、受講者のセンスにはばらつきがありました。半年で100万円以上かかるセミナーでしたので、受講者の取り組む姿勢は目を見張るものがありました。サラリーマンであるチェーン店スタッフにはそこまでの姿勢があるか甚だ疑問です。)
ホームページは参考になる?
私自身ホームページでいろいろ発信していますので、参考にしていただきたいと思っています。
ホームページはその院の特徴や雰囲気を知る情報にもなりますし、考え方や治療法なども載っています。
ただ綺麗で体裁の良いホームページというだけで選ばないことは大切です。
しっかりと読み込み、どういった考え方をしているのを知ったうえで選ばれる良いと思います。
ほぼホームページ業者に丸投げの方もいます。そういったホームページはよく似た体裁の、他の院のホームページもあるので、見かけたこともあるのではないでしょうか。
例えばグーグルで検索をするとき「名古屋 腰痛」などと調べると思います。その際、上部に「スポンサー」と表示されているものは、広告費が使われているということです。
その次に地図が掲載され、「スポンサー」と表示のないものが、純粋に上位に表示されているページということになります。
この上位に表示させるためには「優良なホームページ」と、グーグルに認識されないといけません。優良なホームページとは、検索された方にとって有益なページということです。
グーグルも広告宣伝費で利益を得ていますので、利用者が不利益を被るようなページを上位表示させるようなことはしません。
以前は裏技などで上位表示させることが出来たようですが、最近では裏技を使うと一気に検索順位が落とされてしまうとも言われています。
マーケティングは良い?悪い?
「マーケティングとは商品やサービスが売れる仕組みを作る」ということです。
本来であればマーケティングなどしなくても、お客様が集まることが良いでしょう。
しかし治療院と名の付く業種は10万店を超えるとも言われ、コンビニよりも多いとされています。現状その中、腕一本だけでやっていこうというのは少し無理があります。(理想ではありますが)
マーケティングだけで集客をしている店舗もあり、そういった店は広告費を潤沢にかけているので目に留まる頻度も高くなります。
そういった店舗に負けないためにもマーケティングは必須になってきています。
いくら良いものを提供していても、認知される前に経営が行き詰まってしまっては元も子もありません。