今年の気温の変化は激しいですね…。
暑さが続いたと思っていたら、急激に冷え込んで暖房が必要になってきました。

冷え性は腰痛になる?
これから冬に向かって寒さが加速していき、冷え性の人にとっては辛い時期がやってきます。
冷え性だからといって必ず腰痛になるわけではありませんが、腰痛になりやすい、もしくは悪化しやすい傾向にあります。
冷え性とは?
冷え性は、医学的に定義されているわけではありません。
一般的には、手や足など末梢部分の冷えや、上腕部や大腿部が温まらずにたえず冷えを感じている状態です。
男女差では、男性の約25%に対して、女性は約55%の人が冷え症と自覚しているようです。(女性の8割が冷え性という報告もあります)
冷え性の人は、夏場でも冷房が効いた部屋では寒さを感じています。
暑がりな男性社員が営業から帰ってくると、冷房を最低温度まで下げてしまうので、夏でもカイロが手放せないというOLさんもいるようです。
女性に冷え性が多い理由は?
女性の半数以上が冷え性と自覚しているようですが、それには女性特有の理由があります。
- 男性より筋肉量が少ない
体温(熱)を作りだすのは、ほとんどが筋肉です。
男性の筋肉量に対して、女性の筋肉量は3割ほども少ないので、冷え性になりやすくなります。
元々の筋肉量が違うので同じトレーニングをしても、男性のように筋肉ムキムキにはなりにくいですね。
- 女性はデスクワークが比較的多い
女性はデスクワークなどの仕事が多くなるため、夏でも長時間冷房の効いた部屋にいることも原因の一つになります。
- 月経などでホルモンバランスが乱れやすい
女性は月経があるため、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
体温調整に関係する自律神経の調節も乱れやすく、冷え性の原因になります。
そして月経がある事により血液量が減ってしまうと、酸素や栄養分の運ばれる量も減り、より冷えやすくなります。
さらに月経中は基礎体温が下がりますので、冷えないほうが不思議かもしれませんね。
他にも遺伝的な要因や生活習慣による冷え性もありますが、これは女性に限ったことではありません。
冷え性と腰痛
冷えにより血流が悪くなることで、筋肉に栄養を送り込みにくくなり、老廃物なども留まりやすくなります。
それらが起こると筋肉の緊張が強くなり、腰痛持ちの人は腰痛が悪化する原因になると考えられます。
冷え性の改善には
- シャワーで済ませず湯船に浸かる
冷え性の人がシャワーで済ませることは少ないと思いますが、お風呂はゆっくり入ってください。
40℃ほどのお湯に10分~20分ほど入ると良いでしょう。
血流が良くなることで、一時的にでも腰痛が改善したという経験をお持ちの人も多いのでは無いでしょうか。
お風呂は腰痛改善だけではなく、リラックスすることでストレスの軽減にもなります。
→詳しくはこちらを御覧ください - 白湯(さゆ)を飲む
夏場は積極的に水分摂取をしていても、寒くなると減っていませんか?
冷え対策には白湯が効果的です。
内臓の働きも促進され、免疫力も上がるともいわれています。 - 軽い運動をする
ストレッチや軽い運動も冷え性には効果があります。
入浴後は体温が上がり血流も良くなっているので、ストレッチにとても効果的なタイミングです。
反対に寝起きや早朝などは身体が冷えているため、あまりストレッチや運動に向きません。
朝しか時間が取れないなら、準備運動をしっかりしてください。
運動をする時間がない人でも、一駅歩く、階段を使うなどして積極的に身体を使うようにしてくださいね。 - 洋服で冷え性を改善する
冷え性の人は、つい厚着になってしまうかもしれません。
あまり厚着をし過ぎると、締め付けや動きにくさで血流が悪くなることもあります。
動きやすく温かい服装にしてください。
「3首」がと呼ばれる首・手首・足首は、動脈が浅い位置を通っています。
そこを温めることで体温が上がり、血流も良くなりますので冷え性の人は意識してくださいね。
まとめ
女性に多い冷え性ですが、実は私も冷え性で悩んでいます(笑)。また今年も寒くなりそうですので今から不安です。
冷え性は腰痛だけでなく、免疫力が低下して様々な病気の発症リスクが高くなります。
なるべく身体を動かし、冷やさないような努力が必要ですね。