テレビを見ていると腰が痛くなる人がいます。
今日はテレビと腰痛の関係について解説していきます。
同じ姿勢でテレビを見続けると…
長時間同じ姿勢をしていると、色々な問題が起こってきます。
まず血行不良があげられます。身体の動きが少なくなれば血流が悪くなり、筋肉への栄養や酸素の供給量が減ります。
腰痛は筋肉の問題が影響していることも多いので、血流量が減ることで痛みも強くなってきます。
先ほどの質問にあげたテレビを見る姿勢は、どれも腰にとって負担になります。例えば横になってテレビを見る場合、肘マクラか手で頭を支えますね。大きく首が横に傾くことで、背骨に歪みが生じます。ソファーにもたれかかれば、背骨(腰椎)のカーブが反対になります。
足を組んで座れば骨盤の高さに差ができて、骨盤の歪みに繋がります。
人の背骨はS字カーブ
背骨は、脊椎と呼ばれる骨が上下に連なりできています。正面から見ると真っすぐに見えますが、横から見ると3つのカーブがあります。腰の部分(腰椎)では反り腰のように前側に反っています(前湾)。
テレビを見ている姿勢は、この正常な背骨のカーブが無くなったり、人によっては逆のカーブになってしまいます。その姿勢を長く続けることも、腰痛を引き起こす原因になっています。
テレビを見ても腰痛にならないためには、まず姿勢を見直してください。
椅子に座って見ることや、姿勢をこまめに変えることも腰痛予防になります。テレビを見た後はゆっくりお風呂に入ったり、ストレッチをしたりすることも効果的です。